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インプラントと禁煙の関係性|なぜ喫煙がダメなの?

インプラントの治療ガイドに

「ヘビースモーカーのかたは治療の対象とさせていただいておりせん」

このような記載がされているのをご存知でしょうか?

喫煙者への禁煙・喫煙指導を行っている歯科は多く、ビースモーカーでなくとも”手術の一週間前より術後 8 週間は禁煙”とされています。

なぜ禁煙がいけないのでしょう。

今回は喫煙とインプラントの関係について解説していきます。

目次

免疫力が低下するため

タバコは、免疫系に悪影響を及ぼします。ニコチンは白血球の働きを低下させ、歯ぐきに炎症が起きやすくなります。さらに、喫煙によって発生する一酸化炭素は、血液中の酸素運搬能力を低下させ、歯ぐきへの血流をさらに低下させます。その結果、歯周病や、インプラントの場合、インプラントを支える骨や歯周組織が弱くなり、インプラントが外れてしまうこともあるのです。

血流を悪くし細菌が繁殖しやすい

喫煙は血流を悪くし、体液の分泌量も減少させます。自浄作用のある体液の量が少なくなると、細菌が増え、歯周病が発生しやすくなります。実際の調査でも喫煙者は非喫煙者に比べてインプラント歯周炎になるリスクが2〜6倍とも言われています。

ニコチンの依存性は危険ドラッグよりも高い

私は今までタバコを吸ったことがないので、禁煙の難しさには疎いです。しかし、始めたてが非常につらいと言われていることは承知しています。

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ニコチンは依存性の高い物質で、喫煙者にとって禁煙や減煙は本当に大変なようです。私たちの周りには、お酒やコーヒーなどのタバコ類があり、アルコールやカフェインなどの依存性物質が含まれていますが、適量であれば健康被害は起こりません。しかし、ニコチンは危険ドラッグのヘロインやコカインよりも依存性のリスクが高く、一度ニコチン中毒になると使用をやめることは非常に困難です。いつでもタバコをやめられると思っていたのになかなかやめられないのは、ニコチン依存症が原因です。

インプラントと禁煙の関係性まとめ

喫煙の悪影響はよく知られており、自力での禁煙は難しいという方も多いと思います。しかし、禁煙にはさまざまな方法があり、病院の禁煙外来で医師と相談しながら禁煙を継続する方法もあります。禁煙をお願いする際には「やめてください」と言うだけでなく、なぜ禁煙が必要なのかを伝え、禁煙を成功させるタイミングや方法を患者さんと相談することが手術でよい結果を得るために大切です。

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